田辺三菱製薬が、大手国内製薬会社で初めて「治療用アプリ」の開発に乗り出す。
治療用アプリとは、スマホのアプリが患者の症状や体重、体調、生活パターンなどを分析し、医学的データに基づき生活習慣などを指導して、病気の治療を支援する仕組み。
医薬品でも医療機器でもない「第三の治療法」になるのではと期待される。
引用:https://www.sankei.com/west/news/180506/wst1805060009-n1.html
─ YODOQの見方───────────────────────────
治療用アプリは開発時に臨床試験を実施し、医学的な効果を実証しなければならない。
医薬品などと同様に厚生労働省に承認されれば保険が適用され、医療の一環として医師の処方を受けて使用される。一般的に新薬開発には10年以上の期間と1200億円の投資が必要とされる上に、成功率が低いというリスクがある。これに対し、治療用アプリは開発費が数億円程度で済み、副作用も少ないと考えられている。
薬の飲み忘れを防ぐ機能などを搭載することで投薬治療とうまく組み合わせ、薬だけでは治療が難しい疾患の治療に役立つのではないだろうか。