ファッションビルで有名な丸井グループが試着用の衣料品と靴だけを置く売り場を来年の春までに東京の有楽町や横浜など10店舗超に導入する。消費者は売り場でサイズや色を確認し、店頭のタブレットを使い注文する。注文を受けてから最低2日で配送、送料は靴が無料、アパレルも3千円以上購入で無料になる。また返品も受け付けるとのこと。荷物を持ち帰りたくないという来店客のニーズに応えるとともに、在庫負担をなくし店舗の運営費用を圧縮することができるという利点もあげられる。
引用:http://www.nikkei.com/article/DGKKZO20110770Y7A810C1MM8000/
引用:http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc122400.html
─ YODOQの見方───────────────────────────
近年、メルカリや楽天などのネットショッピングが盛り上がりを見せている。総務省が平成27年に発表した情報通信白書ではネットショッピングの利用率は全年代平均で7割を超えている。
ネットショッピングを利用する理由として「わざわざ店に出向かなくていい」「商品を探す時間を節約できる」「持ち帰りが大変な商品の購入に利用する」「店で買うより安く買える」「品揃えが豊富」などが挙げられている。
逆にネットショッピングを利用しない理由として「セキュリティに不安がある」「信頼性が低い」「実物を見て購入したい」などが挙げられている。
今回取り上げた丸井グループの事例は「実物を見て購入したい」という理由でネットショッピングを敬遠していた層を取り込むことが期待される。ただ、他の利用しない理由として挙げられている「セキュリティ」や「信頼性」が今後のネットショッピングの課題になるだろう。